なぜ粗利益率を把握する必要がある?
まず結論として、粗利益率を知らなくても商売はできます。
しかし把握していないと、何をやっているのか分からなくなります。
- 起業したて
- 過去に利益率を扱ったことがない
- なぜか儲からない
上記に当てはまる方は、粗利益率を知って日々の業務を行うと良いでしょう。
そもそも粗利益とは?
を知りたい方はこちらの記事へ
粗利益率の求め方
粗利益率=粗利益÷売上×100%
例えば250円の商品を原価100円で仕入れて販売しました。
粗利益は150円なので
150円(粗利益)÷250円(売上)×100%=60%(粗利益率)
となります。
電卓だと
150→÷→250→%
この順番で押すと60と出てきます!
バカにしてるのか!と思う人もいるかもしれませんが、知らない人には分かりません。
最初は皆、一年生なんです。電卓の使いかたが分からなくて、つまづく人もいるんです。
複数の商品がある場合
例えば、スーパーマーケットをイメージしてください。
ありとあらゆるジャンルの商品が多数取り揃えられていますよね?
1つ1つの商品ごとに原価や粗利益を把握するのは難しいですよね。
その場合は月間や年間の合計売上高から原価を引いて、粗利益から粗利益率が求められます。
例えば、あるスーパーマーケットの年間の売上高が5,000万円、仕入原価が4,000万円、粗利益が1,000万円の場合
1,000万円÷5,000万円=20%
このスーパーマーケットは、年間で見た時の粗利益率が20%になるわけです。
その粗利益率が何の役に立つのか?
皆さん見覚えがあると思いますが、夕方以降にスーパーマーケットに行くと
【1割引!】
とか割引シールが貼ってある総菜を買ったことはありませんか?
自分のお店の粗利益率が20%と分かっていたら、例え1割引しても粗利益は10%残るわけです。
仮に2割引にしたとしても、粗利益は0円ですが、原価分はカバーできたことになります。
特に食品は消費期限が切れてしまうと、どうしようもなくなりますからね…
消費者や顧客と値段交渉がある場合
私は以前、国産カーディーラーの営業をしていました。
新車といえば
【値引き】
「いくら引いてくれるの!?」
というやり取りは正直ありました、というか多くの方は言われますよね😅
この値引き合戦に嫌気がさしたのも、車の営業を辞めようかと思った一つの要因でした。
だって商品も接客もなんも関係ない商談なんですもの。
そこから値引きのできない保険商品や、中古車を販売する方にシフトしましたけどね😂
他にも
- 住宅
- 家電量販店
なども値引きのイメージがあるのではないでしょうか?
値引き交渉するのは消費者の自由なので、良い悪いはここで言うつもりはありません。
しかしながら販売する側も、粗利益や粗利益率を知らずに値段交渉に臨んでいることがあるんですよね。
雇われの身で
「〇%までなら値引きしていいよ」
と権限を持たせられている場合は別として、
起業して経営している立場
ではこの利益率と値引き額は死活問題ではないでしょうか?
そう聞くと当たり前のように思えるかもしれませんが、やはりやったことがない、学んだことがないと分からないものなんです。
先月、どうでした?
最後に、これは多くの起業家やビジネスを始めて利益が出せない方々へ問いかける質問です…
「先月は儲かりましたか?」
ドキッ
とした経営者も多いのではないでしょうか😂
でもね、多くの経営者がこの問いに答えられないのが事実なんです。
当然儲かりましたか?の質問に対しては営業利益(詳しくは粗利益とは?の記事で)も把握していないと正確な答えは出せません。
ただ、いきなり営業利益のことを言われても中々難しいというのはよく分かります。
せめて、
・原価(率)
・粗利益(率)
これに関しては答えられるようにしましょう!
「うちは仕入がないから関係ないし~」
という方は、逆に営業利益について知っておかなければならないということです😅
「うちは大体粗利益率が30%くらい」
「うちは季節によって変動があるけど、繁忙期は原価率が65%くらい」
こんな感じですかね?
店舗運営や経営ついて、コンサルを使おう!
今回は粗利益率について簡単に説明しました。
こういったことって、どこで習うんでしょうね😥
経営コンサルタントに相談する
という選択肢もあるんですよ!
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