粗利益について社員から質問
粗利益について①
粗利益について②
粗利益とは売上ー原価のこと
結論としてはこれ。
「粗利益」とは、企業が算出する利益の一つで、損益計算書上では「売上総利益」とも呼ばれます。
具体的には、売上高から売上原価や製造原価を引いた金額を指します。
つまり、商品やサービスの価値を示す利益と言えます。
原価というのは、
仕入れた商品に掛かったお金
と思ってください。
計算の例
粗利益の計算方法は非常にシンプルです。
「売上高 - 売上原価」
を行うだけです。
例えば、1,000円のお弁当を売った場合、仕入れ原価が600円であれば、粗利益は400円となります。
食品系だと、このお弁当を作るために仕入れた
- 米
- お肉
- 野菜
- 弁当の容器
などなど、分解していくとこのように原材料や容器などになります。
その原材料を販売しているスーパーマーケットでは、市場や農家から仕入れた食材や原材料が原価になりますね。
原価に含むもの、含まないもの
先ほどの例で
弁当の容器は原価に含むのか?
という疑問を持たれた方もいるかもしれません。
結論としては、どちらでもいいと思います。
後述しますが、業種によっては原価に含むものが違うこともあります。
あくまで1つの商品を販売した際に、どれくらいの利益が出ているのか?
を把握する指標ですので、企業や業種に合わせた指標の計り方をすると良いでしょう。
基本は
売上高ー仕入原価
のみで計算する、と覚えておいてください。
粗利益率を知らずに商売をすると…
大変なことになります😥
詳しくはこちらの記事で解説をしていますので、ご覧ください。
粗利益以外の利益がある?
ここから少しだけ難しくなります。
粗利益以外にも、以下の4つの利益があります。
- 営業利益:粗利益から販売管理費を差し引いた利益。販売管理費には給料や広告宣伝費などが含まれます。
- 経常利益:営業外収益を足して営業外費用を引いたもの。本業に関係なく得た売り上げを指します。
- 税引当期純利益:特別利益を足して特別損失を引いた後の利益。特別利益は不動産や株の売却で得た収益です。
- 当期純利益:最終的な利益。法人税などを差し引いた金額で、会社の健全性を示す重要な指標です。
「粗利益くらい知ってるよ~!」
という方も、営業利益以降については中々詳しくない方も多いのではないでしょうか?
これらの利益を理解することで、企業の経営状態をより深く把握できるでしょう。
ちょっと経営について、なら
営業利益
まずは粗利益の理解と把握をしましょう。
いきなりあれもこれも覚えるのは難しいです。
それでもちょっとだけ
「経営のことも少しずつ理解しなきゃな…」
と思われる方、素晴らしい心構えです!
とは言ってもまずは営業利益だけでいいでしょう。
営業利益というのは、粗利益から販売管理費を引いたものです。
ハンバイカンリヒ???
よく略して「販管費」と言われています。
- 従業員の給料
- 消耗品や事務用品
- 事務所や店舗家賃
- 電話代やインターネット通信費
- ガソリン代
などなど、日々の事業における、販売や管理に係るコストのことですね。
なので先ほどのお弁当ですが、容器は消耗品なのか?
とかそういったことが出てくるかもしれません😅
例えば製造業では、製造原価に人件費を含めることもあるんですよ。
ネットで調べても出てきますが、きちんと仕訳したいなら税務署か税理士に相談すると良いでしょう。
個人事業主の給料は経費にならない!?
そうなんですよ…
これについては別記事で紹介しますので
店舗運営や経営ついて、コンサルを使おう!
今回は粗利益や他の利益について簡単に説明しました。
こういったことって、どこで習うんでしょうね😥
経営コンサルタントに相談する
という選択肢もあるんですよ!
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