この前起業家の仲間と話していたのですが、とある人が飲食系で独立をしたと。
しかし全然上手く行かず、融資を受けて事業に使う車を購入したにも関わらず、借金を返す為に全く別のアルバイトをするハメに…
少し詳しく聞いてみたのですが、もう少し起業する前に考えられなかったのかなぁ…と思ってしまいました。
正直、なにか勝算があったのか???というのが率直な意見でした。
別に起業で失敗をしたところで、命を取られるわけではありません。
また準備して再チャレンジすればいいと思います。
ですがもうちょっと何とかならなかったものか…誰か相談に乗ってくれる人、アドバイスをしてくれる人は周りにいなかったのかな、と悲しい気持ちになりました。
今回は簡単にですが小さくでも起業する際に、ここをもう一度押さえておきましょう!という部分を紹介していきます。
これから起業を考えている、という人に読んでいただければと思います。
5W2Hでおさらい
まずはやっぱりこれだと思います。
- Why なぜやるのか
- What なにをやるのか
- When いつやるのか
- Where どこでやるのか
- Who 誰にやるのか
- How どのように
- How Much いくら、どれくらい
やるという部分を「売る」とか「提供する」に置き換えれば業種は関係なくなります。
どこで、という部分も必ず店舗がなくても自宅でネット販売をするのか?など戦略を立てられると思います。
いくらで売るのか、というのが結構難しくて、全く新しいサービスであれば値決めのウェイトは大きいです。
価格や値段が決まると、数量が決まってきます。
いくら稼げばいいんだろうなぁという部分も、あんまり漠然とし過ぎると後で痛い目を見ます…
友人、知人、家族に試してみる
事例は飲食系だったのですが、これ、どこまでその商品を人に食べてもらったんでしょう?
まさか自作してちょっと評判が良かったから、というだけで踏み込んでいたら…かなり怖いです。
前項のHowの部分ですが、いくらでどれくらい毎月売らないといけないのか、そこが分かると次は「顧客」が何名いればいいのか。
ということになります。
当然新規で食べた人がもう一度食べて欲しいですが、その頻度が年に何回なのか?
単価的には毎週リピートしてもらうべきなのか?毎月?
自宅でも作れてしまうもの?季節変動は?
他のお店や商品と何が違うのか?
などなど。
可能な限り試してみて、検証した方がいいですよね。
恐らく3C分析なんかを簡単に行うだけでも、見え方や意識が変わるのではないでしょうか?
3C分析って何…?専門用語やめて…
と思われるかもしれませんが、上記の表のとおりです。
今から進出しようとする分野が自分の周りではどんな風になっているか?
ということを考えられるやり方です。
紙に漠然とで大丈夫ですよ。ただ全く考えたこともない、だとちょっと怖いですね。
仕事を辞めなきゃダメなの?
その事例の方が仕事を辞めてまで起業したのかは分かりません。
ただ最近は副業OKの風潮も出てきています。副業がダメでも、在席している会社に迷惑(損失)にならなければ、休みの日に時間を使って色々と試すべきだと思います。
お勧めは、1回マジで売ってみる、ということですかね…
そこそこちゃんとした会社に勤めていると、どれだけ会社の看板で仕事をしていたか思い知りますよ笑
あ、自分と取引してたんじゃなくて、会社と取引してくれてたんだな~と。
フランチャイズもあるのかもしれませんが、自分で商品を作る、サービスを生み出す、そしてそれを提供してお金をもらうってことをやってみると良いと思います。
もっと副業OKの流れが進めば、今いる会社で自分が起業したいことを事業部化したり、子会社でやってみようとか相乗効果を認めてもらえるかもしれません。
まぁ多分起業したいというか、会社に縛られずに好きにやりたいんだ!という想いで起業する人が多いんでしょうけど。
もちろん私もそうでした笑
小さな計画と目標を立てて、結果との差異を知る
自分に何ができて、何ができないか。何が得意で何が苦手なのか?
どんなことが好きでどんなことが嫌いか。何に喜び何に落ち込むのか?
きちんと説明ができますか。
計画を立てて実行、後で振り返って検証。なんか計画表のこと?を思い浮かべると思います。
結果との差異を見た時に「なぜこうなった?」と考える必要があります。
それは良い結果でも悪い結果でも、特に感想の出なさそうな結果でも。
その時に「自分ってどんな事業者?」が分からないと検証がツラいです。
この自分ってどんな事業者なんだ?は事業をやりながら分かっていく部分も大いにあります。
しかしながら、事業を始める前に分かる部分も大いにありますよ~。
良いコーチングをしてくれる、良いヒアリングをしてくれる人と出会えれば…ですけどね。
計画は超重要ですが、まずは自分のことをちゃんと知る、起きたことをどう受け止める人なのかを知ってください!