食べる「パイ」です
どうやら、アップルパイとかの食べる「パイ」のようです。
パイは円形をしていますよね。等分割して皆に切り分けることから、分ける前の全体を表すということで「パイ」の奪い合い、取り合いという言葉になったそうです。
円形のグラフのことを「パイチャート」と言いますが、それもこの食べ物のパイからきているようです。
麻雀の「牌(パイ)」だと思っていた
今回なんでこんな話題に?ですが、私はパイの奪い合いのパイは
麻雀の牌(マージャンパイ)
だと思っていました…😅
勘違いをしていてちょっと恥ずかしいですが、麻雀とビジネスは切っても切れないくらい戦略性が似ていると思っていたので…。
そこで経営コンサルティングをしている身として
「そうだ、ビジネスモデルを考えるのに麻雀で例えたら説明しやすいぞ!」
と短絡的に考えたところです。
ビジネスモデルを麻雀で説明するとこんなに分かりやすい!
この記事は麻雀を多少でも知っている人向けです。
なお、私は麻雀に大変詳しいわけでも強いわけでもありません。
ルールの細かい部分は省きますのでご了承ください😌
①プレイヤーは同じゴールを目指している
麻雀では各プレーヤーが
アガリ
を目指します。
(いい配牌こいよ…)
(いい引き頼むぞ…)
(あいつ捨てないかな…)
なんて考えながらツモ切りが重なり精神を揺さぶられます。
たまに何をやってもアガれない時もあると思います。(私はしょっちゅうでしたけど)
そんな時に考えるのですが、当然他の3プレイヤーも自分と同じようにアガリを目指しているわけです。
その中で自分の手牌で役を作りアガリの形に持っていく。
そりゃそう簡単にアガれるわけないよな…
これをビジネスに置き換えるというか、勝負の世界ならそうなんでしょうけど
皆同じことを考えています
- どうやったら自社の商品、サービスを買ってもらえるのか…
- どうやったらもっと顧客が増えるのか…
- どうやったら従業員が増えるのか…
特に同業他社の場合はかなり同じ路線で物事を考えているでしょう。
麻雀でもそうなのですが
他社(者)が何をやっているのか?
これが少しでも分かると良いのではと思います。
つい熱くなると自分のことしか見えなくなる。
調子が良いぞと思っていると急に足をすくわれる。
勝って喜ぶのはいいのですが、勝負は続きます。
アガリを目指しているのは他も一緒なので、気を抜かないように目を見張らないといけませんね。
②確率、計算、今の状況を知る
私がパイを奪い合うの意味で考えていたのはここの部分です。
- 手牌
- 他者の手牌
- 山
- 王牌
34種136枚のうち、自分に必要な牌は一体どこにあるのか?
私が弱いながらに考えていたのは、麻雀は
「確率」
のゲームであると。
(というかどこかのサイトで見て、確かにと思った。)
「どっちの牌を切るか…」
と考えてしまうシーンは麻雀につきものではないでしょうか。
基礎だと思いますが、そんな時は河に出ている牌、鳴かれた牌、ドラ牌(とその前後)、もちろん手牌という目で見て確認できる情報から、自分の役に少しでも繋げられる方を残す。
ビジネスに置き換えると、今この市場に自社に必要なものが果たしてあるのか?
実はもう他社に奪われていて、自社が食っていけるだけの顧客は見込めないかもしれない。
けど実は見えていない部分に潜在顧客がいるかもしれない。
カンで王牌から必要な牌が来た時のあのテンションの上がりよう😅
マーケットを知って、今ここに自社がリソースを割くべきではない、と判断したら撤退(オリ)も必要なはずです。
そのためには自社の今の状況、状態を知っておかなければなりませんよね。
今が南2局でまだ自分には親が回ってくる。
トップとの点差がこれくらいだから、今ここで突っ張る必要はない。(言うは易し行うは難し…)
私はできませんが、こんな点数計算も必要ですよね。
ビジネスにおいて、この状況や状態分析ができていないという方も多いのではないかと思います。
それでは重要な局面で良い判断ができる確率は上がらないですよね。
③読み、流れ、ツキ
私はオンラインのゲーム麻雀よりも、対面で打つ方が断然面白いと思っています。
やはり相手の表情や言動を見て、リアルに相手の状況を判断できるからです。
- カンチャン入ったらお茶を飲む
- テンパったらタバコに火を点ける
- 手が大きくなると口数が減る。
多分こういった仕草って数えきれないんじゃないでしょうか?
私の麻雀が弱い理由の原因に、このポーカーフェイスが全くできないというのがあります。
もはや一喜一憂を楽しんでいる、とも言えるのですが😅
あとよく
「流れがきた~!」
「ツキが回ってきたぞ~!」
とかけっこう言いますよね。
でも本当に不思議なもので、あるんですよね、流れとかツキって。
偉大な経営者も、運やツキに関して本を書かれたり名言を残したりされてますよね。
私は松下幸之助さんの
「運が良いのではなく、運が強いということ」
という言葉を強く覚えています。
上手く言葉では表せませんが、運が強いという表現はすごく最適だなと。
ビジネスだと、あの人は運がいいから成功している…なんて言われることもあると思います。
ただ、先ほどの松下幸之助さんの言葉、運が強い。これだと思うんですよね。
なんやかんやで、そうやって上手くいく人は何かしらの流れを読み取って、するべき行動を起こしている人だと思うんです。
偉大な経営者って、ほんとよく人や状況を見ていると思いますよ。
そしてそこから何かを読み取る。
麻雀でも仕事でも、成功する人はそのアンテナが敏感で普段からそこに目を向けたり考えたりしている。
だからふとした時のチャンスをモノにするんだと思います。
逆にあの人は運がいいからと言っているだけの人は、自分にチャンスが来てもモノにできないような気がしますね。
④麻雀はメンタルだと思う
麻雀下手の私が言ってもなんの説得力もないのですが…
麻雀ってメンタルが重要だなって思います。
というか勝負の世界はそうなのかなって思いますね。
ちょっと大げさなんですが、麻雀って人生観みたいなものを表しているなぁとも。
強い弱い、上手い下手はあるんですが、ルールさえ分かっていれば何故かアガリが続けられたり、何故か振り込まなくて済んだりとかあるんですよね。
ノッてる時の無敵感と高揚感!
かと思えば何やっても全然ダメな時の絶望感!落胆!🤣
人生そのものじゃないですか?
だから私は麻雀を通じて、こう思うようにしました。
悪いことがあってもずっと続くわけじゃない。腐らずやろう!
と考えながらも、どーせこの半荘はダメだ、とか思って打牌がいい加減になってそんな時に限って大きな手に振り込むという…
起きてしまったこと、やってしまったことは元に戻らない。そこからどうするか?ですよね。
ビジネスでも同じ、やってたら上手くいかないことも失敗もある!
でもそんな時にずっと腐っていたって状況は良くならない!
今すべきことはなんだ?
を常に考えて動けると仕事も麻雀も上手くいきますかね?
クライアントさんで麻雀やってる人がいたら、この話ししようっと。